太陽機械工業では、自動車トランスミッション用の歯車、エンジン、トランスミッションで使用されるオイルポンプ用歯車の生産工程において、独自の品質管理を行っております。歯車加工において、精度に影響する要因として大きく以下の3点が挙げられます。
これらの管理方法を明確にし、それぞれの因果関係を管理システムでつなぎ、常に高い精度を保ちながら、最高のコストパフォーマンスを実現すべく歯車の加工を行っております。

主に使用する歯車加工工具(歯切り工具)はホブ、シェービングカッターです。
第1段の管理として、歯切り工具の仕様決定時点において熱処理歪みを考慮した工具の仕様を決める必要があります。そして、この熱処理歪みを把握するため歪み量調査をテスト的に行い、工具の仕様に反映させています。
第2段として、工具毎に工具診断シートを作成、工具の使用状況と製品精度を監視して工具の健康状態を掌握する自己診断管理を継続的に行っています。

熱処理歪み量を考慮した工具にて製品加工を行います。歪み量は、季節や環境の影響で毎回一定というわけではありません。ですので、イレギュラーな変化を想定した様々な変化パターンの判定基準を徹底的に明確化し、管理の実施にあたっております。
また、人による判定精度のバラツキ防止策として、歯車精度管理を認定作業者制とし集中化するとともに、ヒューマンエラー対策も同時に管理の中に組み入れ、歯車精度管理の強化を図っています。

熱処理前にどんなに素晴らしい精度の歯車をつくり上げても熱処理で精度を崩しては何もなりません。そのため熱処理前に熱処理による歪み量を考慮した歯車をつくり込むことが必要になります。
また、イレギュラーが発生しにくい歯車精度を管理することにより、異常の早期発見に努めています。